機械がつぶやきだす世界・・・
我々の構想のキーワードは「機械がつぶやきだす世界」です
いまのIBMのプロジェクトには問題があります。それはどうしてもトップダウン方式で町や世界を変えていこうというところです。
でも、いまインターネットの世界では全ての活動はアメーバ状に広がり誰のコントロールも許さない状況です(それが北アフリカの革命などにつながりました)
そこで我々の目指しているスマートプラネット構想もボトムアップから世界を変えていこうという取り組みです。
具体的にはセンサーや機器に情報発信ツールを取り付け(既存施設の機器でも可)それをTwitterで配信しようというものです。その情報が必要か価値があるものかどうかはそれはユーザーが決めるものでそれを使いやすくアプリケーションにするのもユーザー任せです
我々はその開発ツールを無償公開します
なぜTwitterなどを使うかどうか技術的な説明をすると情報をその機器に対して取りに行かないので、トラフィックがかかることがない。そしていま流行っているインフラを使うことによって、開発コスト・敷居を低くできる。
全ての情報をフラットにします
いままでは、建設業(うちの担当がこれ)のプロトコル、流通業、気象関係、コンピュータ関連 全ての情報が各々の規格でアプリケーションが作られてきました。(うちの業界ではさらにひどく入札妨害の為に業界同士でも通信規格を別にします)
しかし、我々はそれを全てフラットにしたいと思っています。
たとえば、どこどこの気温データとどこのスーパーの牛肉の値段などを全て数字という概念でフラットにし、みんなで提供しあうのです。
どの情報とどの情報がリンクして価値を生むかなんて、当事者しかわかりません。いろんな化学反応を起こし、社会を変えていきます。